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【ジ・インターナショナル・ハンザイ・コンスピラシー】#8

🔰ニンジャスレイヤーとは?  ◇これまでのニンジャスレイヤー

S5第1話【ステップス・オン・ザ・グリッチ】

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 ドーム屋根のガラスが砕け、大小の氷塊じみて降り注ぐ。そして叩きつけるような重金属酸性雨。それだけではなかった。ガラスを割った張本人、たち。それは上空を横切った墜落ツェッペリンから、自ら飛び降りた者達。それらは皆、ニンジャであった。ブギーマンは帽子を手で押さえ、時を待つのか。

 墜落ツェッペリンの背には、いまだ一人が残っていた。私掠船船長じみた装束姿のニンジャの名はプライベティア。ジョルリ・ジツを用い、ネオサイタマ都市域のツェッペリンを容易く収奪し、このデスパレートな行動に用いたニンジャである。「おお、おおお、ケオスの御子よ! 私も今、まいりますぞ!」

 狂おしく、豪雨の空で叫んだ彼は、躊躇なく、手足をバタつかせて、博覧会場のドームめがけ跳躍した。「イヤーッ!」KA-DOOOM!「アバーッ!」KOL社の対空砲撃が炎の花を咲かせた。「アババーッ!」また別のニンジャはドームの骨組みに落下しながら衝突し、四肢断裂して吹き飛んだ。「サヨナラ!」

「ヤーアアアアー!」いの一番に落下してきたニンジャ、マーディーボムは、落下地点に立つニンジャに運試しとばかり、空中アンブッシュをしかけた。「……イヤーッ!」「アバーッ!」顔の側面に、拳が叩き込まれた。狙われたニンジャはソウカイヤのネヴァーモア。横にかわし、容赦なく殴りつけた。

 床をバウンドしたマーディーボムは、マークフォーの足元で痙攣する。既に頭蓋は割れ、脳が潰れ、致命傷である。「ア、ア……」マークフォーは呻いた。彼は正気づき、カタナを突き刺して、この狂った突入者をカイシャクした。「サヨナラ!」「け……穢らわしいパーティークラッシャーどもめ!」 

「ここは、御子のおわす処よなァ!」マーダーワンはザルニーツァの横に着地し、人皮らしきフルメンポに穿たれた覗き穴の下から不気味に血走った目を輝かせた。「我らはサンズ・オブ・ケオスの巡礼者である! 我が名はマーダーワン! 生贄を所望する! お前がよかろう! イヤーッ!」襲いかかる!

「イヤーッ!」「グワーッ!」ディスインテグレイト・ジツによって震動分解殺に処さんと掴みかかったマーダーワンの右腕はプラズマクナイによって刎ね飛ばされた。ザルニーツァはそのまま背後にまわり、プラズマクナイを逆手に構えて、後ろから心臓を貫いた。「サヨナラ!」二撃殺!

「貴様、この期に及んで……!」ザルニーツァはペイルシーガルを振り返った。混乱に乗じて逃げようと這い進む背中を踏みしめ、えぐるように踏みつける。「グワーッ!」「コイツらは貴様の一味か? 目的は……!」「イヤーッ!」そこへ襲いかかるアンバータロン! BLAMBLAM!「アバーッ!」ビルが襲撃者の心臓と額を撃ち抜く!

「違うぞ、ザルニーツァ=サン」ビルは振り返り、襲撃してきたキルクイックの手首を掴んで毒クナイを止めた。ザルニーツァの腰に吊るしたシリンダー脳が正気づいて補強した。『この者達はサンズ・オブ・ケオスのニンジャです! あの時同様の特有アトモスフィアを感じ取ることができるはずです!』

「その者を逃がすな」ビル・モーヤマはニンジャ腕力とせめぎ合いながら叫んだ。「月の石を回収……」BEEAAAAM! 別角度から照射されたカラテ粒子の熱線が、ビルの頭の高さを薙ぎ払った。「アバーッ!」キルクイックの顔がスライスされた。ビルはキルクイックの首を掴みながら身を反らしていた。

「死ね! カネモチよ、混沌の贄となるべし!」その源たるデヴォートは叫び、カラテ粒子の熱線を無差別に放射! ザルニーツァは咄嗟に横へ転がり、死のビームを躱した。だが、ペイルシーガルが自由だ! 一方、「アババーッ!?」電磁フィールドの守りをはみ出ていたVIPのミツゾ・ヤマカワらが、熱線に焼かれ死亡! 

「アイエエエエ!」「アイエエエエ!」「モウダメダー!」VIP達にパニックがひろがるなか、エレベーターが開き、KATANAを率いた一階のKOLニンジャ、ジャスティファイヤとティンロッドがダイナミックエントリーした。既に騒動の通報は果たされているのだ!「デアエ!」「デアエ!」

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