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【旧】ニンジャスレイヤーPLUS

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2016年12月の記事一覧

シャード・オブ・マッポーカリプス(8):オムラ・エンパイア

讃えよ! 我らのオムラ、すごさのオムラ - カイシャ説明パンフレット P1 「オムラ、嗚呼、オムラ」より オムラ・エンパイアの前身であるオムラ・インダストリの歴史は神代の昔にまでさかのぼります。エイトミリオンの神々に祝福され、神々の武器の鍛冶師に任じられたタケル・オムラが興した、極めて由緒正しい企業なのです。

S1第6話【ストーム・イナ・ユノミ】

「我らは謳歌したいのだ。時経たこの鮮やかな世界をな……」 「マジでやりやがった!オッサン!」 「"火より早く攻めよ"」 「メンポ……ヲ……使ウガイイ」 「方法がある筈だ」「わかりました。命を捨てる真似は、なりませんよ」 「心得ている」 「ンッ……ンンーッ……さて始めるか」 「ニンジャスレイヤー……というのか」 「成る程な」 1「八時のニュースです。オマカリ社の敷地で施設破壊行為が確認されました」ジングル音と共に、天井近くに設置された液晶モニタがニュース映像の配信を始めた。旅

【サヴァイヴァーズ・デスパレート・エクスペディション】#1

 キョート・ワイルダネスの一角、危険な毒虫や蛇が徘徊する未踏のジャングルに、「白い悪魔」の伝承がある! それは杉の木よりも高い背丈を持った白い巨人! 巨人はかつてブッダに呪われた一族の末裔であり、死んで生まれ変わる事を許されぬがゆえに永遠の命をもち、森の奥を徘徊して、運悪く遭遇した相手を殺し、なお罪を重ねているのだという!  外世界についてさほど知識の無いこの私でさえ、到底荒唐無稽な話と思えた。何しろ伝承だ。ブッダの呪い、永遠の命。まともに取りあう事柄ではない。だが、付近の

シャード・オブ・マッポーカリプス(7):磁気嵐の晴れた世界で(2)

総合目次 ◇1 ◇2 ◇3 ◇4 ◇5 【承前】  ……ドーモ。  ドーモ、お目覚めかね。  その通り、君はまた眠っていたんだよ。どうやら睡眠障害の兆候があるようだ。サイバネ手術の影響? まさか、我々がそんな不手際をするはずがないだろう。君はそもそも、ガレキに埋もれた状態で生死の境を彷徨っていたことを思い出してくれたまえ。即死しておかしくないほどの戦闘ダメージを受けてなお、その程度の神経接続障害で済むのだから、まったくニンジャの持つバイタリティには恐れ入る。   さ

ディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(1):ゼゲン・ジツ

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ウォーカラウンド・ネオサイタマ・ソウルフウード(2):シュバヤのスシ・ソバ

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ピルグリム・ダークウォーター:ミエザルの章

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シャード・オブ・マッポーカリプス(6)サラリパンクス

「コーポ・オフ!」 ーーサラリパンクス、22歳 ネオサイタマのストリートで、雑踏の中からサラリパンクスを見分ける事は容易だ。彼らは折り目正しいサラリマン・スーツを着用し、そのうえでモヒカン・ヘアーやピアス、腕章などをつけている。 非常に興味深い点であるが、こうした外見の他にサラリパンクスを規定する厳密な定義はない。サラリパンクスには様々な社会的立場の者がいる。サラリパンクスにはサラリマンもいれば無職もいる。彼らを結びつけるのはひとえにその外見なのだ。

S1第5話【アセイルド・ドージョー】

「ボロブドゥール」「企業のポータルを使う」 「あれは……何者だ……!」「駄目だ、ナラク!」 「王様です」 「ヨグヤカルタに来ている。ちょっとしたビジネス」 「決済できました」 「血を抜くにはやはりボトルネックカットチョップが最も新鮮です」「Wasshoi!」 「あれはサツバツナイト。太古の暗殺術、チャドーの使い手よ」 「スゥーッ……フゥーッ」 「二度触れた者……!」 (怒りが、おれとナラク・ニンジャを繋いでいる) 「こんな事をしたところで、きりがないんだぞ」 「義を見てせざる