シャード・オブ・マッポーカリプス(38):霊峰フジサンと7つのミステリー
“パワー押下。ピボッ。UNIXに火が入れられ、画面上に荒い単色ドットでフジサンと大鳥居、そして風流な乱れ雲のかかった満月が描画される。「参ります」「メガトリイ」擬人化された兎が、奇怪な手書き文字フォントで喋る。まるで古代文明の文字板を発見したかのような戦慄が、一瞬二人を襲う。”
霊峰フジサンカスミガセキ・ジグラット廃墟前から、フジサン巡礼者たちの行列に混じり、しばしば五体投地を行いながら、ネオサイタマから休むことなく西へと数日。そこには日本最大級の霊峰、フジサンが聳えている