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【プラグ・ザ・デモンズハート】#11

 ◇総合目次 
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「イヤーッ!」

 モータータケシが身構え、8方向湾曲熱線を照射した! 

 ZAAAAAAP! 

「グワーッ!」「アバーッ!」

 アシガルバイク隊の何人かが被弾し、吹き飛んだ。タイラシンは危うく湾曲熱線に焼き焦がされるところ、数インチ誤差で回避し、車体ごと大きくつんのめった。シージバスターはフレンドリーファイアを何ら問題視しないまま、モータータケシの両腕を動かす。両腕には不穏な電磁エネルギーが蓄積し、光り輝いた。

「オムラ……ウケテミロ!」

 開かれた指マニピュレーターからプラズマ放電が放たれる!

 ZAAAAAAAP!

「グワーッ!」「アバーッ!」

 アシガルバイク隊の何人かが被弾し、吹き飛んだ。タイラシンは感電し、痙攣しながら後方へ転がっていった。

「オイ、バカ野郎!」

 イグナイトが泡を食った。タイラシンはアスファルトをバウンドしながら、「この……程度……屁でもなし……」の声を遠ざけさせていった。

「大丈夫じゃないし」

 イグナイトは顔をしかめた。

「アババババッ! アババババーッ!」

 さらに悲鳴を上げたのは装甲バギーの中のリー先生である! ワイヤーが帯電し、高性能ラップトップUNIXに瞬間的な高負荷がかかったのだ! 指先から感電!

「ウワーッ! 先生が大変だよ!」

「触るな! アブナイぞ」アンクル・ソノはジャッキーに注意し、モーターエビの横をホバリング追随するモータータケシに砲座を向けた。「ファッキング・オムラ野郎めが! 死ね!」BRATATATATATATATATA!

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