【プラグ・ザ・デモンズハート】#11
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「イヤーッ!」
モータータケシが身構え、8方向湾曲熱線を照射した!
ZAAAAAAP!
「グワーッ!」「アバーッ!」
アシガルバイク隊の何人かが被弾し、吹き飛んだ。タイラシンは危うく湾曲熱線に焼き焦がされるところ、数インチ誤差で回避し、車体ごと大きくつんのめった。シージバスターはフレンドリーファイアを何ら問題視しないまま、モータータケシの両腕を動かす。両腕には不穏な電磁エネルギーが蓄積し、光り輝いた。
「オムラ……ウケテミロ!」
開かれた指マニピュレーターからプラズマ放電が放たれる!
ZAAAAAAAP!
「グワーッ!」「アバーッ!」
アシガルバイク隊の何人かが被弾し、吹き飛んだ。タイラシンは感電し、痙攣しながら後方へ転がっていった。
「オイ、バカ野郎!」
イグナイトが泡を食った。タイラシンはアスファルトをバウンドしながら、「この……程度……屁でもなし……」の声を遠ざけさせていった。
「大丈夫じゃないし」
イグナイトは顔をしかめた。
「アババババッ! アババババーッ!」
さらに悲鳴を上げたのは装甲バギーの中のリー先生である! ワイヤーが帯電し、高性能ラップトップUNIXに瞬間的な高負荷がかかったのだ! 指先から感電!
「ウワーッ! 先生が大変だよ!」
「触るな! アブナイぞ」アンクル・ソノはジャッキーに注意し、モーターエビの横をホバリング追随するモータータケシに砲座を向けた。「ファッキング・オムラ野郎めが! 死ね!」BRATATATATATATATATA!
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