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ニンジャスレイヤープラス

サイバーパンクニンジャ小説「ニンジャスレイヤー」の連載まとめ、書下ろしエピソード、コメンタリー、資料集などが読み放題! PLUSは2010年から無料公開を続けているニンジャスレイ… もっと読む
加筆修正がなされた連載まとめ、人気キャラスピンオフ、設定資料などを豊富に収録。PLUS講読期間中は… もっと詳しく
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PLUS総合目次(2022年1月18日最終更新)

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332

【アンリーシュ・ザ・グリムリーパー】#4

3 ←  KRA-TOOOOOOM……DOOOOOOM……。  爆炎の光と轟音がザクマのヤクザSUVを震動させた。ルームミラーから後方の炎塊を眺め、ザクマは目を細めた。  調子に乗ったカスが。こんがり焼けて、いいザマだ。

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159

リマスター版【ロンドン・コーリング】後編

前編 ←

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42

【お正月とくべつプログラム:タイムシフターマスラダ】

本編

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133

【新年の銀の浜辺】新たなヴィジョン

スレイト・オブ・ニンジャ(ニンジャの石板)に映し出されるのは、ニンジャスレイヤー世界のありふれた日常風景、イクサの光景、あるいは謎めいた幻視です。時にそれらの物語は繋がり合い、「モーメント・オブ・マッポーカリプス」としてまとめられます。この新年の特別なスレイトシリーズは、本編次元のヴィジョンではあるものの、現在の最新の本編とは時系列がやや異なっています。 ** スレイトに新たなヴィジョンが映し出された **

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187

リマスター版【ロンドン・コーリング】前編

1「それでは行ってまいります」ドージョーの門を出ると、ユカノは一度振り返り、弟子のタイセンと向かい合った。ユカノは旅姿であった。見送りのタイセンは、センセイを心配させまいと、不敵に笑って握り拳を作った。「留守番、任してください! 賊が来ようが霊廟から化け物が出ようが平気です」「まあ!」 「お二人が帰ってくるまでに、俺、秘密のワザを編み出して、ビックリさせてみせますよ」「頼もしいですね。タイセンよ。実際そなたのカラテ成長は目覚ましい。粛々と師範代としての責務を果たすべし。わか

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53

【ラグナロク・オブ・ピザ・タキ】#2

1 ← 2 薄暗いバーガー・ショップの隅で、三人は闇に紛れるようにテーブルを囲んでいた。 「ピザタキを潰す……それが社の意向……つまりグルヤマ本部長の意向というわけだな?」  ディーン・ノミタケが電子制御された声帯でしゃべるたび、鉄仮面めいた顔面のLEDアイが点滅した。ピザスキ・エージェントのマトウとタナパシは目配せをした。二人は恐怖を覚えていた。ディーンのアトモスフィアは異様であった。だが、彼が提示した社員IDは間違いなく本物だった。 「あんたの所には、本部長の指示

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ニンジャスレイヤー3部作アーカイブ【総合目次】2022/1/18最終更新

++Welcome to Neo-Saitama IRC net++ ログ安全保存と新規読者のアクセスしやすさのために、Twitter連載版ニンジャスレイヤー第1部〜第3部のアーカイブ計画が始まりました。note上のオープン記事として、これから毎週更新されていく予定です。これを機会に再読したい人や、「ニンジャスレイヤーに興味があったけれどどこから読めばいいかわからなかった」という人にもおすすめです。リストの並び方は必ずしも連載順ではなく、通読しやすいように、適宜組み替えられ

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339

【グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン】

この小説はTwitter連載時のログをそのままアーカイブしたものであり、誤字脱字などの修正は基本的に行っていません。このエピソードの加筆修正版は上の物理書籍に収録されています。また第2部のコミカライズが、現在チャンピオンRED誌上で行われています。 序1 キョート。ハンセイボウ・マウンテン。 「ドゥーン、ドゥクトゥーン……フップドゥーン……」切り立った岩壁に電子ドラム音が反響する。音は次第に大きくなる。やがて黒人ボンズが姿を現した。電子ドラム音ではなく、彼の鼻歌めいたボイ

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【ラグナロク・オブ・ピザ・タキ】#1

これまでのあらすじ 1 キタノ・スクエア。  ……に、ほど近い、路地裏の廃雑居ビルの八階。そこに現在、ピザタキの緊急移転アジトがあった。  凄惨なるヤクザ火炎放射騒ぎから、日にちはそう経っていない。あの時の攻撃をどうにか免れたアジトのUNIXデッキやファイアウォール群は、急遽この場所に運び込まれて、冷却ファンの重低音を鳴らし、緑や紫のUNIXライトを光らせていた。  地下四階から地上八階への華麗なる上昇にもかかわらず、タキの仕事場は以前とかわらぬ闇の中だ。窓のシャッタ

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【ナクソス・アンダー・ファイア】

1 KA-BOOOOM! KA-BOOOOOM! 爆発音が爆発音を上塗りし、凄まじい震動と衝撃波が四方八方から襲い来る。黒々とした煙が噴き上がり、上空でドクロめいた形状にわだかまる中、更なる爆弾が投下され続けている。ガキン……ガキン……ガキン……ガキン……。爆弾の列を生み出しているのは巨大なマグロツェッペリン。超弩級の全長は、恐怖と共に見上げる者たちから距離感を奪う……。 「助けアバーッ!」  逃げ遅れ、屋内に走り込もうとした市民が爆風に跳ね飛ばされ、無惨なありさまで宙を

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【アンリーシュ・ザ・グリムリーパー】#3

2 ← 『今日未明のファンダメンタル、興味ねえそんなメンタル……』ラップ歌手の吐き出すリリックが、つけっぱなしのレディオから流れている。ブラインドの降りた窓に外の明かりは細長い。  フジキド・ケンジはベッドに腰を下ろし、膝の前で手を組んでいた。彼は目を伏せ、じっと、沈思黙考を行っている。カイルは重傷だが、生命に関わる程ではない。胸をなでおろすべき事実であった。

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165

【ヴェルヴェット・ソニック】#9

8 ← 「ふうん。シルバーキーね」サロウは髪をいじった。彼は全周囲にニンジャ第六感の触手を伸ばし、感覚を掴もうとした。頭上の黄金立方体には奇妙な傘がかかっているように感じられる。風と海のにおい、肌に触れる砂の感触から、彼はこの世界の定義を察した。ここはコトダマ空間でも物理世界でもない。 「ここはあンたの庭で……だけど、あンただけの庭じゃない。フフッ」サロウは警戒して数歩下がり、片膝をついて、足元の砂を掬った。微かな01ノイズがこぼれた。「妙だぜ、妙だ。ここは半分、物理の土地

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68

【ヴェルヴェット・ソニック】#8

7 ←  緑色の電子格子は遥か下方、全方位にどこまでも広がっている。地平線は平らではなく、沖から眺める遠い都市のビル群めいた凸凹のシルエットが見える。それらはたとえばKOLやヨロシサンのサーバーであったり、詳細不明の不気味な闇カネモチの個人資産台帳の類。近づけば脳を焼かれる質量のしるしだ。  二人が後にしてきたマスラダのローカルコトダマ空間は難破船めいて小さい輝きを残している。グローバルなコトダマ空間に無防備に接続されてしまっているからだ。しかし、その輝きも01ノイズの霧

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そでん【ウォーカラウンド・ネオサイタマ・ソウルフード】

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ 【ソウルフード・シーズン1】アーカイブ ←  その日は普段より寒い夜だった。雪でも降るんじゃないかと思ったぐらいだ。ネオサイタマの雪はキョート共和国と違って過酷だ。重金属を核にしているから身体に悪い影響が心配されており、市民はサプリメントが手放せない。ニンジャの身体にはどうなんだろうか? 不安は捨てきれないものだ。

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